池井戸潤さんの『オレたちバブル入行組』は、テレビドラマ『半沢直樹』として有名になったので知っているという人も多いかもしれません。物語は、バブル経済期に銀行に入行した主人公、半沢直樹が、銀行内の不正や理不尽な上司との対立を通じて成長し、正義を貫いていく姿を描いていています。私も何度も読み直したのですが、自分の強い信念を持ち、長いものに巻かれる事なく、自分の信じた正義を貫く姿が素晴らしく、読み終えた後の爽快感がたまらない小説です。
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ストーリー
物語は、1990年代初頭のバブル経済が崩壊しつつある時代が舞台です。半沢直樹は、大手都市銀行「産業中央銀行」に入行し、融資課で働いています。彼は、クライアントのために尽力し、銀行の利益を守るために奮闘しますが、上層部の圧力や不正な行為に直面します。
ある時、半沢が担当する融資先が倒産し、多額の不良債権が発生してしまいます。上司たちは責任を半沢に押し付けようとしますが、彼は不正を暴き、真実を明らかにしようとします。バブル期の銀行業界の裏側を描きつつ、現代社会に通じるテーマを投げかけている作新です。
東京国税局に行ってみた!
ところで、この本が大好きな私。以前東京築地の国立がんセンターに出張に行った時、がんセンターの目の前の東京国税局のエントランスホールに行ってみました。もちろん決して業務に影響なく、そっと玄関付近をのぞいてきただけなのですが、これが小説の中では、「急に銀行に立ち入り監査に入る」という東京国税局かぁ!!!とお上りさんになってテンションも上がり、ウキウキ気分で築地場外市場で食べ歩きして回ったものです。コロナ前の思い出話です。
小説の地を訪れてみことも小説を読む楽しみですよね。小説に描かれた地を尋ねてみて、小説の世界観に浸ってみたりするのも超楽しい!若い頃読んだ小説の舞台である仙台市の東北大学周辺を彷徨いてみたこともあります。情緒があって素敵な街並みでした。
みなさんも本を読んで、こんな楽しみ方をしてみても良いのではないでしょうか!
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